お寿司屋さんの湯飲みなどに、
びっしりと魚の漢字が書かれたものを見かけることがありますね。
読めないより、読めた方がいいに決まっていますが、
その由来まで言えた方が釣り人としての嗜みというもの。
そこで今回は、「意外と知らない魚の漢字由来」シリーズということで、
「鰯」
にフォーカスを当ててみたいと思います。
「鰯」=イワシ
見出しにするほどじゃない!
って感じですが、正解を書いておきます。
「イワシ」ですね。
この漢字としての「鰯」の雰囲気が、
まさに「弱っ!!」って感じを体中で表現しています。
なんというか、「弱」って字体が既に、
身が崩れ落ちてボロボロになってしまった「イワシ」そのもの。。。
非常に覚えやすい漢字、No.1です。
由来1:食物連鎖の下位だから
一言で「弱い」って片付けるのも簡単なんですが、
どう弱いのか?を掘り下げると、由来がいくつも出てくるものです。
そのうちの1つが、
「強い生き物に食べられる」という説。
シラスを想像してもらえればわかりやすいですかね。
イルカ、クジラ、サメなんかに一飲みで、捕食されるイメージです。
由来2:痛みやすいから
続いては、こちら。
鰯さんは極めて痛みやすいです。
夏場に防波堤でカタクチイワシをガンガン釣り上げるファミリーもいると思いますが、
水汲みバケツの中で、絶命している姿をよく見かけます。
由来3:ウロコがはがれやすいから
そして最後がこちら。
釣り上げたばかりの鰯は銀色に輝き美しいものですが、
ちょっと触るだけで、鱗が剥がれます。
何枚も剥がれると、それはもう痛々しい姿に。
そんな姿を見ると、
最後まで美味しく頂こうという気持ちにさせられます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、鰯の漢字の由来について紹介しました。
- 食物連鎖の下位
- 痛みやすい
- 鱗がはがれやすい
という由来を覚えておくと、
読むだけでなく、書くことも無理なくできそうですね。